高校生ものづくりコンテスト2024岩手県大会旋盤作業部門 結果は・・・
高校生ものづくりコンテスト
高校生ものづくりコンテストは岩手県内の工業系の学校が一堂に会し、様々な職種の技能のレベルを競う大会です。この大会の職種は7職種あり、旋盤作業はその1つの大会です。今回は8校16名の参加があり、第1位には東北大会への参加の権利を得ることができます。
参加者
今回の参加者は
電子機械科2年の釜谷さんと同じく1年の根井さん。釜谷さんは昨年も出場しており今年は昨年よりも上位に入りたいと意気込んでいました。根井さんは今年、初出場。誰よりも長く旋盤に接し、競技に勝つことよりも旋盤作業を楽しんで毎日の練習をしている様子でした。
事前練習
大会は土曜日が本番でしたが、木曜日の夕方から会場入り。会場校のご厚意で練習をさせてもらいました。そして、金曜日。当日使う旋盤の抽選から戦いが始まります。その後、公式練習。どちらの選手もあまり出来栄えはよくなかったのですが、予定している練習は一通りできて、まずまずの手ごたえをつかみました。
大会当日
本番は午前中、釜谷さん。午後は根井さんの順番で作業します。
午前中の釜谷さんは順調に作業が進みました。途中、部品を組み合わせするときに微妙な寸法の誤差のせいで部品が組みたたず、機転を利かせて調節して組み立てるように調整しましたが、この調整で大きく公差を外してしまったようでした。最後、2つの部品を組み立ててナットを取り付けようとしたところ、うまくナットがはまらない。このままだと、ねじの不具合で組立不良で失格になってしまいますが、すぐに作業しなおして標準時間はオーバーしましたが、若干の時間超過で終了しました。
一方、午後の根井さん。
開始直前は緊張してドキドキ。本人は「絶対失敗する!」「ものを落として減点される~」と話しておりましたが、中盤、予言通り工具を落としてしっかりと減点。しかし、それ以外の失敗は見当たらず順調に作れたようでした。あとは結果を待つばかり。
結果発表
結果は入賞が6位からなので、6位から読み上げられます。
しかし、2位になっても本校の名前が読み上げられることはなく、いよいよ最後の1位の発表・・・
なんと!1年生の根井さんが見事1位を獲得しました。そして、来年行われる東北大会への出場の権利を獲得。
久慈工業高校として最後のものづくりコンテスト参加。その最後の年に、久慈工業高校として旋盤作業部門初優勝。そして旋盤作業部門始まって以来の女子生徒のチャンピオン。今回は特別な結果となりました。
そして、この2名は来年の目標として技能検定合格とものづくりコンテスト東北大会へ向けて新たなステージへ向かって頑張ります。