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SOLIDWORKS 認定試験(CSWA-初級試験)合格!!

合格証 CSWA(Certified SOLIDWORKS Associate)
CSWP(Certified SOLIDWORKS Professional)

CSWAとは?

SOLIDWORKS社の3D CADソフトウェアの認定資格の1つです。
SOLIDWORKSは機械設計、製品設計、機械工学、建築などの分野で使用される、3次元モデリングと設計のための高度なツールを提供するCADソフトウェアです。
CSWA資格は、SOLIDWORKSの基本的なスキルを評価するものであり、次のような試験内容があります。
・ベーシックな部品の作成と編集(簡単な図面の作成と仕様変更)
・アセンブリの作成と編集(作成した部品を組み立てて不具合を調べる)
・2D図面の作成(3Dモデルから平面図を作成する)
CSWA資格は、SOLIDWORKSの基本的な操作に熟練していることを証明するものであり、これを取得することで、機械設計や製品設計の分野での就業機会を向上させることが期待されます。

受験の経緯

本校の情報実習室のパソコンが今年度更新されたため、CSWAを受験する条件がそろいました。また、ソフトウェアのライセンスに付属するバウチャーという受験するためのチケットも同時についてきているため受験の費用なども緩和されることから、難しい試験ではありますがチャレンジしてみようということになりました。

3DCADの授業

資格取得に向けて

この資格取得には製図という科目の中の勉強だけではソフトの機能などの使い方を習得することは難しいため、北上市のいわてデジタルエンジニア育成センターの千田さんに講習会を実施していただき、資格取得に向けて頑張りました。
講習会は7月から行われ、月1回ペースで千田さんにお越しいただきました。各講習会の間は授業で復習をしたり、模擬試験などをこなしながらスキルアップしていきました。

いわてデジタルエンジニア育成センターの千田さん

試験本番①

試験時間が3時間かかるため、いつ受験するのかを決めるのが難しく、放課後の掃除時間終了後から学校が閉まるギリギリまでを利用して受験しました・・・結果は6名中、2名合格という寂しい結果になりました。
このような結果でしたが、この試験はそれほど難しい試験であり、問題も様々な種類があり、長時間にわたる試験のため合格まではかなり難関です。

受験してみて

受験した生徒からは「もう少し頑張っていれば」「あと1問あたっていれば」などという悔しい声が聞こえてきました。しかし、まったく3DCADを触ったことのない(しかも苦手な人もいた)状況からCSWAというプロが受験するような資格を受験できたことには、ある程度の達成感は感じられたようです。
そして、不合格者からは「もう一度、チャレンジさせてもらえませんか?」という声が聞こえてきました。このCSWAは不合格になると14日間再習得期間が設定されすぐには受験できません。その期間、復習や度重なる模擬試験を行いました。

試験本番②

再試験にチャレンジした生徒は5名。その中には不合格の人もいれば自分もやってみたいとはじめて受験に加わった人もいました。再受験の生徒は前の試験時に近いような問題もあり無事に終了。残念ながら新たにチャレンジした生徒は不合格でしたが、再チャレンジした4名は無事に合格することができました。

生徒6名の他に職員(左上)もチャレンジして合格しました。

教職員も挑戦

生徒が挑戦しているのを見て、教職員たちも頑張らなければということでCSWAを取得していた職員が上級のCSWPの資格取得に挑戦しました。
3名でチャレンジしたので、問題の出題傾向や対策などを相談しながらなんとか合格にこぎつけることができました。

職員もCSWPを取得(右職員は今回CSWA・CSWPを一気に取得)

終わりに

この3DCADは現在の生産現場において重要なものになっています。
強度解析や切削加工のプログラムの作成など幅広く用いられています。
本校ではこの3DCADの実習で終わることなく、切削プログラムの作成までできるCAMを持ち合わせています。特に加工するNC機械がマシニングセンタ2台、NC旋盤1台があり、課題研究などで幅広く活用しています。
資格取得で終わるのではなく、今後、生産現場に近いような経験をして社会に出て即戦力となれるような人材を育てていきたいと思っています。

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