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3年の集大成!課題研究発表会

1月30日(火)、本校の3年生による「校内課題研究発表会」が行われました。
工業高校では3年の授業に「課題研究」があります。これは、1・2年で学んだ工業の知識や技術を活かし、身の周りの課題を見つけ、解決にむけて試行錯誤をしながら研究や製作を行う時間で、その発表会が本校体育館で行われました。
電子機械科から代表2組、建設環境科から2組の合計4組が、パワーポイントや実物の展示をしながら発表しました。また、野田中学校の生徒の方々も参観に来てくれ、質問や感想をいただくことができました。

発表①建設環境科「ドローン測量を活用した模型製作への挑戦~先輩方の想いをのせて~」
昨年の課題研究で、野田小学校の平面図を測量技術を使って作成した先輩からの「野田小学校の模型を作って欲しい」という想いを受け、ドローンや3Dなどの最新技術を駆使して模型を製作したもの。立体化した図面から高さなどを瞬時に割り出す様子を実践したり、CADで校舎窓など細部までデザインしたシールを作成した苦労話など、完成までの工程がよくわかる発表でした。
発表②電子機械科「動くのんちゃんプロジェクト」
野田村のキャラクター「のんちゃん」を、太陽光で腕が動くオブジェにする、というもの。普段の授業では「ソリッドワークス」というソフトを使ってデザインする生徒たちが、新たに「フュージョン360」というソフトでの作成に挑戦。3Dプリンターの紹介と共に、思うように動かないパーツを動くように変えていった試行錯誤の様子がわかる発表でした。

「動くのんちゃん」の図面を説明中

発表③電子機械科「車いすフレンズ~海を渡る車いす~」
日本で毎年約3万台廃棄されている車いす。自分たちの技術で、再利用できるよう修理・清掃・梱包し、車いすが高価で入手が大変な発展途上国に無償で提供する「車いすフレンズ」の活動に挑戦した班の発表。
車いすの現状について知り、解体や清掃の方法、修理後の安全確認、丁寧かつ丈夫な梱包方法まで、一連の作業を学んだ生徒たち。本校にあった古い2台の車いすは彼らの手によって生まれ変わり、無事タイへと送られました。

解体中の様子

発表④建設環境科「野田村へ貢献し隊~Noda Marche 木製コンテナの作成~」
自分たちの木材加工技術を発揮し、工夫を凝らして製作した木製コンテナの発表。試作品から更に工夫と変更を加え、底の部分がとりはずせる、展示に最適なコンテナができました。デザインもおしゃれで、野田村の「マルシェ(市場)」では、野田の野菜や海産物がとぶように売れることでしょう。

コンテナの底の部分の説明中


ドローン班、最優秀賞おめでとう!

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